COUNSELING

カウンセリングについて

8. ネガティブな記憶の再構成

感情の記憶をより望ましい形に変えるために、時間の退行つまりクライアントの記憶を遡る必要があります。

最近起こったネガティブな体験を思い出し、その時感じた感情を手掛かりに軽いトランス状態に導き、
それらに関連のある傷ついた感情を見つけます。

トランス状態ではクライアント自身もとうに忘れていた光景が甦って見えてきたりします。

たいていの場合、幼少期の記憶が多く出てきます。

なぜ、幼少期が多いかというと、判断能力が幼く言葉での表現が難しいので、
体験が強烈でその分ダメージが大きいこともありますが、
発達心理学的にも、幼児のもつ万能感により、
周囲で起こることはすべて “自分のせいだ”と受け止める特徴を持っていますので、
説明のできないこころが圧倒されるような経験(特に悪い体験)も“自分のせいだ”と受け止めてしまいます。

周囲のおとな(親)達の何気ない“一言”に縛られて長い間苦しい気持ちを抱えていたり、
家庭内の不和や緊張が幼児に身体的・精神的に深刻な影響を与えたりもします。

当センターではこれらのネガティブな記憶の塗り替えのために、
インナーチャイルド・ワークとサイコドラマを統合した独自のアプローチを使って癒しを与え、
ポジティブな感情の記憶に変換し“記憶の再構成”をいたします。
(さらにケースによってはEFTセラピーにより感情の定着をはかります)