COUNSELING

カウンセリングについて

3. 記憶のメカニズム

記憶はエピソード記憶と情動記憶に分かれて記憶されます。

エピソード記憶とは心が圧倒されるような衝撃的な体験(トラウマ体験)に対して、
単に起きてしまった変えようの無い歴史的な事実を言い、情動記憶とは歴史的な事実と同じ体験に対して、
その時に感じた感情の記憶と言えます。

特に幼児期の衝撃的な体験(トラウマ体験)時の感情に対しては、
きちんと受け止めて説明が成され感情を言語化して癒される必要がありますが、
それらの処置がされずに放置された場合、
解決されないネガティブな情動記憶は強烈な体感を伴い記憶されます。

癒されなかった感情の記憶は次の同じような体験を引き起こす結果となり
パターン化して人生の中で何度となく再現されてしまい、
再現される度にその感情は強化されます。