COUNSELING
カウンセリングについて
退行催眠というと何か特別なことのように受け止められがちですが、
そんなことはありません。
巷ではあたかも“魔法”でも使うような表現で退行催眠療法を喧伝しているようですが、
退行とはまさに時間を遡るということです。
つまり、全ての記憶は過去の時間枠に存在しますので、
催眠により変性意識状態のなかで時間を退行させて記憶を遡れば、
それらは全て“退行催眠”と言えます。
通常はクライアントの幼児期の状態を鮮明に再現し過去のできごとや内容と
それに伴う感情を明瞭に知るために行なう療法です。
全ての認知は体験から学習したもので、
いま意識されている事柄は全て過去の認識が元になっているのですから、
どうしてそのような考えを持つに到ったか?なぜそのような事態に陥ったか?
また、恋愛を含む人間関係性におけるポジショニング等々、
あらゆる事柄に対するヒントを得るために過去の時間をさかのぼるということは、
今現在悩んでいる問題解決のための早道であると言えます。
催眠によりクライアントの記憶を呼び起こし、
今起っていることと似通った感情と行動のパターンを探す過程において
クライアントによっては、あえて誘導をしなくても現世では説明のつかない過去の生に自然に行きついたり、
今とは違う人生を自分のものとして語り始め、
かつ、今の問題に関連つけて深い洞察を得たりされる方は沢山いらっしゃいます。
現在、あなたの周辺で起っている望ましくないことがらや、
何か悩んでいることや、人間関係性に問題が生じているとしたら、
それらは理由もなくあなたに降りかかってきた災いと悲劇的に捕らえるのではなく、
全てはあなた自身の物事の捉え方つまり認知のあり方が起因しているかもしれません。
また、何故そのような認知に到ったか?もしくは現世を生きる上でテーマがあるとしたら
何かを学ぶために“退行催眠”を選択されることも良いかもしれません。